2007年 09月 05日
うちの犬 |
昨年5月に里子に預かった犬。
臆病犬で吠えることもめったに無く、怖い時はとにかく逃げるのみ。でも、ウチでは究極の平和主義だと絶賛している。別に番犬にするつもりもなかったし、一緒にいて楽しくて、色んなことを教えてくれる存在だと思うから、これで全く問題なし。
元々は野良犬だったらしい。兄弟犬と母犬と一緒のところを捕獲されたようだ。ちゃんと状況を聞いたわけではないが、この犬を保護した団体の方(すごい活動をしていると頭が下がる方々だ)の話から推測するに、母犬は多分保健所で殺処分になったのだろう。それでも兄弟を救い出し、一匹がうちに来たということのようだ。
うちに来た時以来、彼の態度には日々変化が感じられる。借りてきた猫(犬?!)みたいだったのが本性を現しいたずらをするようになり、自己主張をするようになり、そうやってウチの家族として馴染んで来た。
こんなふうに安心しきって足を投げ出して寝ているところを見ると、私は嬉しくてしょうがない。
一方で、コンパニオンアニマルを儲けのタネにして平気な輩や、それに乗せられてカワイイだけで飼い始める人たちも後を絶たない。
人間とともに生きることを選択させられた時から、その動物たちには他の選択肢はほぼなくなるのだ。けれども、そんな事情はお構いなしに、飽きたりカワイく感じなくなった時点で一緒に暮らすことを否定する人間がいる。
ウチでは老犬を2年続けて介護し、見送ってきたが、その過程の中でも実に様々なことを教えてもらった。今の犬と共に暮らせるのも、そういった下地があるからだとも思う。
彼らの命を最後まで責任を持って支えることができない人間は、彼らと一緒に生きる資格はない。カワイがる自分がカワイイ人間にコンパニオンアニマルを迎える資格はない。
by arluk18
| 2007-09-05 21:34
| 日々