2008年 05月 20日
ブタ舟ってイイんだよ |
こんな形のトラディショナルスタイルカヤックがある。ベーリング海峡辺りで使われていたもので、ボリュームがあって短め。グリーンランドタイプのものとはまるで対局にあるカヤックだ。
しかし、見た目と違って乗りこなすのはかなりの技術がいる。
船底が丸太のような形で、しかも人ひとりが乗った程度ではほとんど喫水が下がらず、ぐらぐらしてとても漕げるものではない。どうするか。30kg程度のバラスト(重し)を乗せてやって、なんとか漕げるぐらいの安定性を確保する。
そもそも家族を乗せたり雪上移動用のソリを載せたり、空荷で使うものではないので、このフネだけで漕ぐにはバラストが必要なのだ。
さらに言うと、腰かけるのではなく膝をつくニーリングポジションで漕ぎ、さらにさらに言うとダブルブレードパドルでなくシングルブレードパドルで漕ぐのだ。つまり、カナディアンカヌーのマジ漕ぎポジションと同じということ。
実際、海上のうねりや波がある中でそういう漕ぎ方をするには相当慣れが必要で、私は腰かけてダブルブレードパドルを使っていたが、結局このカヤックを乗りこなすことはできなかった・・・。
それでも、それまでの私の偏見がひっくり返るいい経験になった。重くボリュームのあるカヤックの漕行性の優れた点を知ることができたのだ。
漕ぎ出しは確かに重いのだが、慣性が働き、加えてボリュームがあるので多少の波は簡単に越えて行く。一方、軽くてボリュームのないフネの場合、ちょっとした波でも突き刺さってしまい、水の抵抗ですぐにスピードを殺されてしまうのだ。他にもいくつか優れた点があるが、長くなるので今回はやめておく。
市販されているフネでこのカヤックに一番近いのはF社のK1という古いフォールディングカヤックだ。
リジッドカヤックで言うと、これ。ニンバス社のパフィン。
初心者用などと言われることも多いが、私は決してそんなことはないと思っている。全てのバランスが非常に高いところでとれた、優れたカヤックだと思う。
私の友人が乗っている同じニンバス社のテルクワなども近いと思われる。
まぁ、重いので、運んだり車に積んだりがエラく大変なのは事実だけれど・・・
しかし、見た目と違って乗りこなすのはかなりの技術がいる。
船底が丸太のような形で、しかも人ひとりが乗った程度ではほとんど喫水が下がらず、ぐらぐらしてとても漕げるものではない。どうするか。30kg程度のバラスト(重し)を乗せてやって、なんとか漕げるぐらいの安定性を確保する。
そもそも家族を乗せたり雪上移動用のソリを載せたり、空荷で使うものではないので、このフネだけで漕ぐにはバラストが必要なのだ。
さらに言うと、腰かけるのではなく膝をつくニーリングポジションで漕ぎ、さらにさらに言うとダブルブレードパドルでなくシングルブレードパドルで漕ぐのだ。つまり、カナディアンカヌーのマジ漕ぎポジションと同じということ。
実際、海上のうねりや波がある中でそういう漕ぎ方をするには相当慣れが必要で、私は腰かけてダブルブレードパドルを使っていたが、結局このカヤックを乗りこなすことはできなかった・・・。
それでも、それまでの私の偏見がひっくり返るいい経験になった。重くボリュームのあるカヤックの漕行性の優れた点を知ることができたのだ。
漕ぎ出しは確かに重いのだが、慣性が働き、加えてボリュームがあるので多少の波は簡単に越えて行く。一方、軽くてボリュームのないフネの場合、ちょっとした波でも突き刺さってしまい、水の抵抗ですぐにスピードを殺されてしまうのだ。他にもいくつか優れた点があるが、長くなるので今回はやめておく。
市販されているフネでこのカヤックに一番近いのはF社のK1という古いフォールディングカヤックだ。
リジッドカヤックで言うと、これ。ニンバス社のパフィン。
初心者用などと言われることも多いが、私は決してそんなことはないと思っている。全てのバランスが非常に高いところでとれた、優れたカヤックだと思う。
私の友人が乗っている同じニンバス社のテルクワなども近いと思われる。
まぁ、重いので、運んだり車に積んだりがエラく大変なのは事実だけれど・・・
by arluk18
| 2008-05-20 12:22
| 海遊び