2007年 10月 05日
補修 |
綿素材は紫外線や水気に弱い。だから綿帆布を張っているトラディショナルレプリカカヤックも、防水塗装(外側だけなので浸水して内側から沁みるのはどうしようもない)はしていてもどんどん劣化する。
乗り続けて9年経つが、私の個人的な経験ではだいたい2年がひとつの区切りのようだ。
独特の縫製で張りを保つようにしてあるのがだんだん緩んできて、さらに耐性も失われ、少しの物理的衝撃でも穴が開きやすくなる。
で、このところ、ガンネルとデッキの境目が危なくなってきた。今回、船体布全体には少し厚めの綿帆布を使用し、念入りにテンションをかけてフレームにちゃんと沿うように仕上げたのだが、どうやらテンションをかけすぎたのかもしれない。
そもそもフレームとスキンが密着する部分は乾きにくく劣化しやすいことは、現地の極北の民の中でも知られており、なるべくフレームがスキンに密着しないような工夫はされている。しかし、フレームとスキンが接触しないようにするのは不可能なわけで、いくら工夫しても最小限度は接触することになる。
話戻して私のカヤック。数カ月前に継ぎを当てて直したのだが、残念ながらまた劣化してきた。時間がなくて応急処置をしてみたら、思いの外劣化が広範囲にわたっていることがわかった。
それで、今、悩んでいる。広範囲とは言え、ガンネル材の縁に沿った細長い部分が劣化しているのはわかっているので、その部分を工夫をしながら補修してあと5ヶ月保たせるのか、前回のスキン取り換えから1年7ヶ月が経っているので、この際取り換えるか・・・。
う〜ん・・・。楽しい悩みではある。
あ、そうそう。写真はフネをひっくり返してカートップした状態で撮っている。念のため。
乗り続けて9年経つが、私の個人的な経験ではだいたい2年がひとつの区切りのようだ。
独特の縫製で張りを保つようにしてあるのがだんだん緩んできて、さらに耐性も失われ、少しの物理的衝撃でも穴が開きやすくなる。
で、このところ、ガンネルとデッキの境目が危なくなってきた。今回、船体布全体には少し厚めの綿帆布を使用し、念入りにテンションをかけてフレームにちゃんと沿うように仕上げたのだが、どうやらテンションをかけすぎたのかもしれない。
そもそもフレームとスキンが密着する部分は乾きにくく劣化しやすいことは、現地の極北の民の中でも知られており、なるべくフレームがスキンに密着しないような工夫はされている。しかし、フレームとスキンが接触しないようにするのは不可能なわけで、いくら工夫しても最小限度は接触することになる。
話戻して私のカヤック。数カ月前に継ぎを当てて直したのだが、残念ながらまた劣化してきた。時間がなくて応急処置をしてみたら、思いの外劣化が広範囲にわたっていることがわかった。
それで、今、悩んでいる。広範囲とは言え、ガンネル材の縁に沿った細長い部分が劣化しているのはわかっているので、その部分を工夫をしながら補修してあと5ヶ月保たせるのか、前回のスキン取り換えから1年7ヶ月が経っているので、この際取り換えるか・・・。
う〜ん・・・。楽しい悩みではある。
あ、そうそう。写真はフネをひっくり返してカートップした状態で撮っている。念のため。
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by arluk18
| 2007-10-05 21:47
| 海遊び